みすまる宣言

― 吾らの祈りと行動―



○ 天地一切のものは、すでに和解し調和している。




○生長の家とは、建物の名ではない。「和」の名であり、「愛」の名である。(『光明道中記』34頁より)

○分裂がない、対立がないのが生長の家であります。

○だから、生長の家は永遠なのであります。

○『生命の實相』は、ただただ天地一切のものがすでに大調和している生命のほんとの相(すがた)を、讃えに讃えて書かれているのであります。



○ ただあるものは聖なる生長と発展のみ。
















神よ、荘厳にして美しき緑なす丘、

透きとおる蒼空
(あおぞら)に漂う白き雲、

山々の樹々に囀
(さえず)る小鳥の歌、

清冽
(せいれつ)なる渓流に泳ぐ金鱗銀鱗(きんりんぎんりん)

万物はあなたの影を宿して生き生きと輝いています。

あなたの輝きをもて人類の心を照らしたまえ。

すべての人類が争うことなく

唯一つの神の生命
(いのち)の岐(わか)れなることを自覚し

互いに手をつないで

み心が既に“実相の世界”に成るが如く

現象の世界にも、至福平和の世界が実現いたしますように

あなたの無限の愛をわれにそそぎ給え。

             
≪『理想世界』 3月の祈り〈昭和34年〉より≫



○ 龍となれ、 雲自ずと来たる。




 
























武者小路実篤は、八十二歳にして 「龍となれ、雲自ずと来たる」 という色紙を書いている。

「龍は天高く昇り、その眼は遙か遠くまで見渡す。孤立しているように見えても、高い志で理想を説き続けていけば、同志は自然に集まってくる」

――森ビルの社長森稔氏はそのように解釈して、武者小路がユートピアの実現を掲げ「新しき村」をつくろうと行動を始めた時の思いを実感し励まされながら、約20年かけて東京・赤坂に「アークヒルズ」の大型再開発の夢を実現させたという。


 ≪英国の元首相トニー・ブレアは、1997年総選挙前に、副党首プレスコットに北アイルランド和平を進める決意を話したとき、彼は吹き出した。当時のメージャー首相の和平交渉はテロ再発で崩壊していた。この問題は宗教と領土紛争が交じった憎悪の歴史で、数多くの和平の試みは失敗していたからである。
 ……98年4月7日、和平交渉のためブレアはベルファスト入りした。交渉会場周辺には世界から報道陣がつめかけていた。不眠不休の作業を続け、聖金曜日の4月10日を迎えた。最後に残ったのは、IRA(カトリック系過激組織アイルランド共和軍)武装解除問題だった。ブレアはプロテスタント系の政党党首トリンブルに手紙を書いた。IRAが約束通り武装解除しなかったら、合意事項を変更し、IRAの排除に賛成すると保証するものだった。手紙を届けてから1時間。トリンブルが来て言った。「我々はこの線でいきます」。この瞬間、協定は成立した。
 ……この「聖金曜日合意」は最高の結果だったが、終わりではなく始まりに過ぎなかった。機能する解決までさらに9年を要した。その1年1年が苦難に満ち失敗を認めざるを得ないところまでたびたび行った。だが、くじけずに進み続けた。
 歴史的な日は、ブレアが首相退任直前の2007年5月8日にやってきた。北アイルランドに新たな行政府ができた。首相はプロテスタント系、副首相はカトリック系。2人は冗談を言い合っていた。夢ではないかと思った。互いを殺したがっていた者同士が、今やともに働きたいと思っていたのだ。≫
(日経新聞「私の履歴書」より要約)


「龍は天高く昇り、その眼は遙か遠くまで見渡す。孤立しているように見えても、高い志で理想を説き続けていけば、同志は自然に集まってくる。」

――イエス・キリストが

「み心の天に成るがごとく、地にも成らせ給え」

と祈るように教えた、 その「み心の天に成る」神の国は、すでに一切のものが一つのいのちの分かれとして協力し合い、大調和している世界である。

その「神の国」は、神のみ心(実相世界)においてすでに成就しているから、それはやがて必ず顕れざるを得ないのである。

それを信じ、「一切は自分である」との自覚のもとに、内なる神の み声を聴きつつ、行動してまいります。


 


○ 感謝のことば


 

このホームページ公開にいたるまでには、神の御導きとともに、たくさんの方々のご叱正、お励まし、ご協力をいただきました。一々お名前は挙げませんが、心より感謝申し上げます。

今後とも どうぞよろしくお願い申し上げます。 ありがとうございます。 

                  岡  正 章 合掌